今更のようにアイボール戦争についての言論が耳目を集めているようですが、

今更のようにアイボール戦争についての言論が耳目を集めているようですが、

なんで今頃なんでしょ? とか思ったらPS3とかWiiが出るからか……。

 ところで「アイボール戦争」って言葉は10年くらい前、インターネットが一般向けになった頃に一部で流通してたと思うんだけど*1、今でも通用するのかな? ともあれ、昔から繰り返されてた話題であって、「アイボール戦争には参加しない戦略」がいい、ってなことを考えていたのが2000年ごろ。

 だってさー、可処分時間は可処分所得よりも増やしにくいし、可処分所得が大きい(金払いのいい)人は可処分時間が少ないんだから*2、その少ない可処分時間を争うのは不毛な気がするじゃないですか。だったら可処分時間を争わない(アイボール戦争を戦わない)ほうがいいんじゃね? とか、そんなことを考えてたわけですよ。そんなわけで当時自分が立てた企画は「なるべく顧客の時間を奪わない」方向で考えてた*3

 まあそのうち可処分時間を減らさないサービスその他が充実するじゃろ、とか思って待ってたのに全然増えないし*4、逆に可処分時間を奪う方向のサービスばかり注目されててげんなりしてる今日この頃。

 可処分時間を奪わないサービスは既存の価値観とはある意味真逆なので商売としては成立しにくいのかもしれませんが。

*1:それ以前にもあったのかもしれないけど、それについては知らない。

*2:もっとも、お金と時間は交換できるから単純にそう言いきれないんだけどー。

*3:それが効果的だったかどうかを検証はできなかったけど。いろいろあって会社がなくなったし。

*4:自分で何かしようと思わないのがヘタレだ。アイデアだけがあっても意味ないしねぇ。