ファイザー製ワクチンの都道府県別配分状況
厚労省のサイトにPDFでクール毎の配分予定はあったけど、結局トータルでどうなってるのかが分かりにくかったので引き写してみた。
とりあえずOneDriveに置いたけど、どこに置くのがいいんだろうか。
上記を作成するために参照したURLは以下の通り:
- 新型コロナワクチンの供給の見通し
- クール毎の箱数が記載されている
- 第5クール配分(PDF)
- 第4クールの資料が見つからなかったので、それもこれを参照した
- 第6クール配分(PDF)
- 第7クール配分(PDF)
- 第8クール配分(PDF)
- 第9クール配分(PDF)
- ワクチン利用率による調整があったらしい
- 第10クール配分(PDF)
- 第10クール配分・追加連絡(PDF)
- モデルナ配分予定だったものの一部がファイザーとして配分
- 第11クール配分(PDF)
- 第12クール配分(PDF)
- 第13・第14・第15クール配分(PDF)
- 第14と第15については-2での調整配分がある
- 第14-2クール配分(PDF)
- 第15-2クール配分(PDF)
上記にあった都道府県別の箱数を表にまとめた。総箱数等は「供給の見通し」にあった数と合ってるのでたぶん入力ミスはないと思うが、間違いがあったらご指摘ください。
都道府県別の人口については統計局のデータを利用。
こちらはエクセルのファイルで公開されていたのでコピペしただけで済んでよかった。
- 日本の統計 2020-第2章 人口・世帯
- 12歳~14歳の人数は分からかったため、0歳~14歳人口の3/15として扱っている
この配分計画を見ると人によって色々思うことはあるだろうけれど。
僕の感想は以下の通り:
- ファイザー製ワクチンは接種対象者の約7割分になったらしい
- モデルナが0.25億人分のはずなので(ちゃんと入荷していれば)約2割分はありそう
- 最終的にファイザーが12歳以上人口の8割配分があったのは 秋田、山形、山梨、和歌山、宮崎 になる模様(その分モデルナは少なそう)
- 逆に7割以下になるのは 宮城、群馬、東京、神奈川、愛知、京都、大阪 になる模様
- 東京、神奈川、京都、大阪は大規模接種や職域接種でモデルナが大量に使われている感じがあるので納得ではある
- 宮城、群馬、愛知もモデルナの利用が多いのかは気になるところ
- 神奈川は12歳以上人口に対する配分数が9クールまで非常に少なかった。そりゃ8月に入るまで「64歳以下のワクチン接種できません」と言うしかないよな。
- 第7クール(6月前半)分で65歳以上の8割分は分配していたらしい
- 南関東では東京と千葉・神奈川の差が大きく「五輪で東京を優先していたのでは?」という疑念がある(ただし、東京より多い比率の県もあるし、12歳以上人口比率からすると多いとは言えないかもしれない)
- 沖縄も65歳以上に対する配分はそれなりにあったが、12歳以上に対する比率としては少ないので64歳以下の接種が始まってから苦労していたのかもしれない
- 第8クール(6月後半)分で65歳以上人口を超過していたらしい
- 7月頃から64歳以下のワクチン接種が始まっていそうなのに始まらなかったのは基礎疾患を持つ人を優先していたためだろうか(このあたりがよく分からない)
- 第8クール以降の分を64歳以下向けと想定すると、東京・群馬の配分が非常に少ない
- ただし東京は第7クールまでの配分が多かったし、大規模接種や職域接種でモデルナを大量に利用できていたので総合的には配分量が多くなっていたと思われる
- 東京の各自治体に対する配分がおかしかったのでは?ということは気になってる(どうも23区を優先していた雰囲気があるため)
- 群馬の接種率は高いほうであるため、モデルナの配分が多かったのかもしれない
- ただし東京は第7クールまでの配分が多かったし、大規模接種や職域接種でモデルナを大量に利用できていたので総合的には配分量が多くなっていたと思われる
- 京都・大阪の64歳以下向け配分が少なめなのも大規模接種があったからかもしれない(会場は大阪なので京都が不利益だった気もする)
- 山口も64歳以下向け配分が少ないが、それ以前の65歳以上での配分が多かったので、その調整のためだろう
- 65歳以上向けが著しく多かったのは気になるところ(総理の地元だからでは?以外の理由はあるのだろうか)