「ウェブ」ではなくて「電子書籍」であるべき理由について書いてる人ってあんまりいないよね。
「ウェブ」ではなくて「電子書籍」であるべき理由について書いてる人ってあんまりいないよね。
「それウェブでいいじゃん!」とツッコミを入れる側ではあるのですが、僕なりに一応「ウェブじゃなくて電子書籍であるべき理由」を考えてみました。
ぼけっと考えていてなんとなく思いついた「電子書籍」に求める要件はとりあえず2つで、
- パッケージ化されていて、オフラインで利用できること
- パッケージ化されていて、内容が変わらないこと
――あたりかなと。
要するにウェブとの差別化としてはパッケージングが重要だってことですね。
その意味では.mhtファイルも「電子書籍のパッケージ」の1つとしてはアリなような気がします。実際、ケータイで読む時に意外と便利だったりするし。
まあそんなわけで、アゴラブックスは「電子書籍」の要件は満たしません――が、オンラインで読書ができるサービスはそれはそれでよいと思っています(実際僕もアゴラブックスじゃないサイトでそういうものを利用してますし)。
同じ理由でネットに依存するソーシャルがどうのこうのという点も「電子書籍」にはどうでもいい要素だと思います(付加価値としてそういうサービスを提供するのはアリだと思いますが)。
Kindleは使ってないので詳しいことは分からないですが、もし勝手に内容が変わるんだとしたら「電子書籍」としてはイマイチなんじゃないかな。
追記(20010-07-25)
b:id:mohno [浅倉卓司, 電子書籍, コンテンツ, リテラシー, アゴラブックス, 冗談です、念のため] 次回作→「アプリ」じゃなく「電子書籍」であるべき理由について書いてる人ってあんまりいないよね。/アゴラブックスはブック検索和解案みたいなものですね。あれはあれでいいんじゃないでしょうか(放っておけば) [2010/07/23]
「アプリ」じゃない理由はちょっと気になったので、書いてみました。
アゴラブックスの名前を出したのはオンライン書籍では(一部で)知名度が高そうだったからで*1、それ以上ではありません。――あ、グーグルを例に挙げたほうがよかったかな?
b:id:Southend [電子書籍] 佐々木俊尚氏は「フローとストック」という筋で説明してたけど、そういえばストックたる電子書籍の「改訂」の扱いがどうなるのかキニナル。アップデートが無料で修正履歴や差分が明記されるようなら画期的だけれど。 [2010/07/24]
電子書籍の「改訂」についてはネット世間であまり語られていない気がするんですよね(まあ、今語る話ではない気もしますが)。
図書館関連の方は気にしないのかな? と気になっています。