「デバイス=クラウド系」も主流になるの?
「デバイス=クラウド系」も主流になるの?
『Kindleショック インタークラウド時代の夜明け』の定義する「デバイス」や「クラウド」は
デバイスとは:
- (パソコンと違い)自由にソフトウェアを実行できない機器全般
クラウドとは:
――となっていました*1。
そして「デバイス=クラウド系」の代表としてKindleやiPad/iPhone(iTunes)が挙げられていたわけです。
ところで、上記のような「デバイス=クラウド系」といったらKindleやiPadなんかより前からいろいろあるわけですよ。
一番メジャーなのは「iモード」に代表される携帯電話によるネット接続で、僕が「デバイス=クラウド系も主流になる」という主張に賛同するのはそれらが主流になってるように感じるからです*2。
また、ゲーム機によるネットワークサービス*3も「デバイス=クラウド系」ですし、テレビの「アクトビラ」等もそうでしょう*4。
携帯ネットワークだけではまだ「主流」というほどでないという意見もあるかもしれませんが、それらを足していけば充分「主流」になるんじゃないかな(今後もまだまだ増えるでしょうし)、と思っています*5。
勘違いされそうなので念のために補足しておくと、「デバイス=クラウド系が主流」ではなく、「デバイス=クラウド系も主流」であって、「パソコン=純インターネット系」とあわせた両輪がこれからのネット社会を作っていくだろう、という主張です。
(詳しくは同書を読んでいただければと)
ちなみに、同書には携帯電話やゲーム機についてはほとんど何も書かれていません。
キャッチーにするために省いたんだと予想しますが、はっきり言って片手落ちだと思います。d:id:masaysさんはその辺についてどこかでフォローすべきでしょう。
(ブログの更新が止まっちゃってるくらいなので、期待薄ですが……)
追記(2010-06-11)
「ガジェット=アカウントネット系」っていうのはどうだろう? とかちょっと思った。
まあ「ガジェット」は「デバイス」のままでもいいかとは思ったんだけどね。
「アカウント」はそのまんま「ユーザーと決済の管理」みたいな意味合いです。
*1:読み違っていたらすみません。
*2:日本以外ではまだ主流になっていないとは思いますけれど。
*3:PlayStation®NetworkとかXbox LIVEとか。
*4:NHKオンデマンドでは「アクトビラ」やCATVでの利用率が意外に高いみたいですし。
*5:とはいえ、現状で成功しているのはiPhone含め「携帯電話」だけであり、携帯電話以外でも普及するのか? という疑問はあるわけですが。いやまあ、僕は増えると思ってるんですけどね。