スクロールよりページ送りのほうが優れてるんじゃないのかな。

スクロールよりページ送りのほうが優れてるんじゃないのかな。

※専門家ではないので、以下は適当な仮説です。

 文章を読むときは、

1.視界に入る文章のブロックを認識する。

2.その端から端まで(縦書きなら右上から左下、横書きなら左上から右下)読む。

3.文章が続いている場合は、その続きのブロックを探して続きを読む。

――という感じで文字を追っている気がしてます。

 その前提でスクロール方式(行送り)をみると、

1.ブロック全体が視界に入っていない

2.ブロックの開始位置が変動する

――となっているために、読みにくく感じるのではないでしょうか。

 実際、ウェブで表示する文章に空行を入れると読みやすく感じるのは、空行によって小さなブロックが作られるために1.が解消されるからのように思いますし。

 あるいは僕がウェブでも縦書きで段組できたほうが読みやすいと思っていたのも、この形式ならほぼ確実にブロック全体が視界に入るからかもしれません。

 ちなみに僕はスクロールさせる時にブロックの開始位置がだいたい同じ場所になるように調整していることが多いのですが、他の人がどうしているのかがちょっと気になります。

 ページ送りの場合は必ずブロック全体が視界に入るように区切られますし、その開始位置も固定されるために読みやすいのでしょう。

 ……そういえばDOS時代もスクロールさせて読むよりもページ送り的なインターフェイスのほうが読みやすかった記憶があります*1。ケータイ向けの2chブラウザも、行送り(スクロール)よりはレス毎にページ送りしたほうが読みやすいです。

 ――というのが僕の適当な仮説になります。

 この仮説が正しいのかどうかはわかりませんが、電子書籍インターフェイスとしては、スクロール(行送り)じゃなくてページ送りのほうがいいんじゃないかな、と思っています。

 現状の電子ペーパーは書き換えが遅いのでスクロール表示は無理だってのもありますが。そういやEInkって全面黒→白という切り替えみたいなんですが(勘違い?)、あれが全面白→黒になればあまり気にならなくなる気がするんですけどね。。。まあ、仕組み的に無理なんでしょうけれど。

*1:当時主に読んでいたものはパソコン通信のログですが。