2010-05-29

電子ブックにまつわる雑感(5月期)

――を書こうと思ったけど、5月はネットをチェックしてる時間がなかったので、誰か5月のネタをまとめてる人がいたら教えて欲しいところ。

 最大のネタは京極夏彦さんの新刊だったかなと思うのですが、値段設定的には「文庫の先行発売」って感じですよね。電子版は部数もそんなに出ないでしょうし、文庫の同時販売でもいいんじゃないでしょうか。

(その点で新作が文庫でリリースされているラノベとかは厳しいですよね。あるいは最初から安価な漫画も)

 個人的には「ケータイ版は劣化版だからさらに安い」「分割販売」という点はよいと思いました。

 特にケータイ向けに分割して販売単価を100円にするのはアリだと思います。トータルで紙よりそんなに安価にならなくても、「100円」で売ることは結構重要じゃないでしょうかね?

(ケータイじゃなくて電子書籍でもそういう売り方はアリでしょう。連載漫画ならを60ページ前後で100円にするのもアリかもしれない)

Kindleショック』はタイトルが悪いけど、中身は悪くなかったですよ。

 d:id:masaysさんの新刊を見かけたんで買おうと思ったら『Kindleショック』などというかなりダメそうなタイトルでげんなりしたのですが*1、中身はちゃんとしてました。

 たぶんネット上にあふれるiPad論やKindle論なんかよりは今後の展開をちゃんと考えていて、参考になると思います。

 ツッコミ処も結構あるけれど(というか、そのうちツッコミたいと思うけれど)、最低限この本に書かれてることくらいはちゃんと認識しておくべきだと思いました。

*1:副題の「インタークラウド時代の夜明け」ってのもかなりダメそうだし。