「これからはネット編集の時代だ」とうそぶいていたのは1年前ですが、

「これからはネット編集の時代だ」とうそぶいていたのは1年前ですが、

ブックマークを一生懸命作ることは、インターネット上の厖大なコンテンツを自由に使って、一人で雑誌の目次を編集することに似ている。そしてそれらがネット上で他者のブックマークと結びつくことで、全く新しい発見がある。「お気に入り」機能で集積されれば、自分と同じような関心を持つ人々を巻き込んでの「専門誌」化。ここまでは「マイマガジン」だ。しかし、ブックマークの集合知・群集知(Wisdom of Crowds)、つまり不特定多数のブックマークが「人気エントリー」「注目エントリー」として集積されると、意外性をもきちんと含んだ「一般誌」化していくのである。はてなブックマークは雑誌の目次だ

 そうそう。だから「編集」という作業には価値があるんですよ。理解してる人は少ないみたいだけど。

 ちょうど1年くらい前に

 で、今のインターネット・メディアに欠けているのは「2-b. 1.を思想・価値観を元に(系統立てて)整理する」という点ではないのかな、と思いました。

 ここをうまく作ることができれば、インターネット・メディアを制することができるんじゃないのかな?

 ちなみに「インターネットがつまらない」のは思想・価値観が欠けているからじゃないのかな、と思うのです。だから「思想・価値観」のあるblogが流行ったのだし。同様に「情報の整理」に思想・価値観があれば、それは流行るんではないかと。

 ――思想・価値観をもった情報の整理を「編集」と呼ぶのですな。だから今後は「ネット編集」の時代になるのかもしれません。メディアからマスメディアへ

――てなことをうそぶいていたのですが、もし「はてなブックマーク」が流行るのだとすれば、そこには「思想・価値観」があるからだと思います。

追記(6/9)

 「思想・価値観」は今風(でもないか)に言うと「世界観」になるでしょう。

 昔風に言うと「切り口」ですか。