日本のメーカーが電子書籍に参入したがるのは何故だろう?
日本のメーカーが電子書籍に参入したがるのは何故だろう?
電子書籍なんて全く儲からないものに日本の大メーカーが参入したがるのが不思議でしょうがありません。
(外国だとメーカーがわざわざ参入してたりしないでしょ?)
まあ、シャープは10年以上ずっとやってるから分からないでもないですし*1、ソニーはいちおう外国でも売ってるので分からなくもないですけれど*2。他のメーカー*3は儲からないんだから、参入する意味ないはずなのよねぇ。もしかして誰かに「儲かるよ!」ってだまされてるんじゃないかと思うくらい*4。
どれくらい儲からないかというと、書籍と雑誌の売上はピークで2兆円くらいしかなくて、今だと1.8兆円くらいだったかな。
それくらいの売上しかない市場なんだから、ハードに対して追加でそんなにお金を払うわけがないじゃない。せいぜい1%も払われればいいほうで*5、だとしたら180億円でしょ? それを各メーカーで分けるんだからさらに少なくなるわけで、メーカーの売上を考えたらほんとに微々たるもんじゃないですか*6。
よくまあそんな小さい市場に参入する気になるもんだなあと思うわけです。ってか、そんな小さい市場でいいなら是非ともポメラっぽいモノにも参入してくださいよ*7。
Appleが参入してるじゃないかって? あれの電子書籍はオマケみたいなもんでしょ。電子書籍も一応読めますよ、って話であって主力じゃない。
そういう意味では、タブレット端末に力を入れるんであればまあ分からんでもないです。でも何故か電子書籍専用端末を出したがるでしょ?*8 あれが不思議で不思議でしょうがないんですよ。