電子ブックのあるべき姿はジャンルごとに違ってる。
電子ブックのあるべき姿はジャンルごとに違ってる。
電子ブックの話が噛み合わなかったりするのは、想定している本がそれぞれで違っているからじゃないかな。
例えば漫画と文芸で求める機能は違うし、実用書でも料理の本とプログラムの本では求める機能は違ってるでしょ。そういったことを無視して「電子ブック」とひと括りにしてるのが間違いなんじゃないかと思う。
それに、ジャンルによっては電子ブックには向かないものもあるでしょう。例えば辞書は「電子辞書」という形で電子ブックとは別に存在しているわけですし。料理のレシピは(もしかしたら)DSのほうが向いてるかもしれない*1。
電子ブックに向いていそうなジャンル
漫画は比較的電子ブックに向いてる気はする。ページ単位で構成されているから、基本的にはスキャンしたデータをそのまま使えるでしょうし。そのかわり見開きでの表示が必須になるでしょうけれど。
文芸の場合は前にも書いたようにちゃんと自動組版できるようになってほしいかな。
実用書は前にも書いたけど付箋付けてメモできるとよさそうだ。この場合は文字入力が必要になるけど、電子ペーパーでの文字入力が実用的なのかはちょっと不安(使ったことないので)。
この手の用途には高コントラスト・高精細な反射型液晶のほうがいいかもしれない*2。この場合は電子ブック端末+電子辞書ってのもありかな*3。
電子ブックに向いてなさそうなジャンル
辞書や地図は専用ハードのほうがいいだろうなぁ。電子ブック向けに作る必要はなさそう。
学習参考書も紙の方が向いてる気はする。電子版を作るなら、全く別の形になるでしょう。
とか書いていたら
d:id:mohnoさんが「電子ブックにおけるドン・キホーテは誰か」という記事を書かれてました。
基本的には同意見で、僕がだらだらと書いていたことが分かりやすく書かれています。