フローメディアを溜めただけのものがストックメディアだって? とんでもない!
フローメディアを溜めただけのものがストックメディアだって? とんでもない!
ちょっと待ってよ。確かにネットではフローな情報を溜め込めるけど、溜め込むだけがストックメディアではないでしょ。
しかし、既存のフローメディアは「在庫コスト」がべらぼうに高い。一年分はおろか一ヶ月分の古新聞をためておくことすら通常耐えられない。既存のフローメディアがフローに甘んじていた最大の理由が、この在庫コストだったと結論づけてもいいだろう。ブログは自動ストック機能付き
フローメディアがストックメディアじゃないのは、単に「在庫コスト」の問題だけじゃない。少なくとも断片化した情報をひとまとめにして(編集して)、参照しやすくなっていないとストックとしては役に立たない。「在庫コスト」は安くなったかもしれないけど、フローのままではそれを「理解するコスト」はやっぱり高いのだ。
例えば、最近弾さんが「Tie::SaveLater」関連の記事をいくつか書いているけど、これをフローのままで必要な情報を得ようとすると結構コストが高くつく*1。これが再編集されていれば――あるいは最低限として適切な「目次」がついていれば、必要な情報を見つけるためのコストは低くなる。
だからこそpalさんは
一方で、ネットに関しては
フローメディアに当たるのは
ストックメディアに当たるのは
wikiしかないようにも見える。フローメディアとストックメディア
――と書かれたんじゃないでしょうか。
もちろん編集するには相応のコストがかかりますけれど、コストをかけるだけのメリットはあると言えるでしょう。少なくとも「まとめサイト脳」なんてネタがでる程度には「編集済みのコンテンツ」には価値があると思います。
将来的には自動的にストック化するシステムができるかもしれませんが、現状の「検索で見つけられる(かもしれない)」程度ではストックメディアとしては不十分と感じます。
……という話をきっと「あとで書く」んだと思いますので、期待して待ってます :)
*1:少なくとも検索してから「当たり」を見つけるまで時間がかかる。