確率論はとってなかったりするのかな?

確率論はとってなかったりするのかな?

 d:id:naoyaさんの「直交する技術から複数のものを学ぶ*1」を見て「なんでわざわざ直交言うかなー、独立事象でええやん」と思ったわけですよ。だって、関係しない事象のことはふつう独立事象って言うじゃないですか。

 なんでじゃろとか思っていたら弾さんのトコに「依存関係がないことを英語でもこう呼ぶ」なんて書かれてて、「へー、普通に言うんだ」なんて感心したり。

 で、さらにTBにあった「直交概念」を読んで、ふと思ったわけですよ。ひょっとして、普通の人には確率より幾何のほうが馴染み深いんじゃないか、と。いやこの記事を書いた人は論理式書いてたりするから確率もやってそうだけど、逆に「論理式、何それ?」な人は確率やってなさそうな気がして。

 そういや最近読んだ「使える!確率的思考」には「学校の確率はイヤなモノ」的なことが書かれていて、その時は「確率はかなり楽な勉強だったのに。営業トーク?」としか思わなかったのですが、案外みんな苦手にしてるんでしょうかね。

 まあ、だとしたら小島寛之さんのこの2冊はおすすめ。

使える!確率的思考 (ちくま新書) 使える!確率的思考 + 確率的発想法~数学を日常に活かす 確率的発想法

 いや、確率が得意だった人にこそおすすめかもしんない。

 特に「確率的発想法」の「リスクと不確実性の違い」や「コモン・ノレッジと集団的不可知性」、あるいは筆者の語る意思決定理論はなかなか面白かったです。

 たぶん弾さんがそのうちレビュー載せるんじゃないかなぁ。片方は筑摩だし。それとも弾さん的には物足りない本でしたでしょうか。

*1:ところで、この記事には「ローレベルレイヤを極めているバイナリアンは、どことなく数学的にコンピュータにアプローチすることに長けている人たちというイメージだった」なんていう恐ろしいことが書かれていて、「だったら中高生の頃のほうがオレは数学できてたことにならね?」なんて思ったりもしたのですが。そもそも「数学的」とか言われても範囲が広すぎて「どの数学よ?」とかしか言えないんじゃね?