2005-06-23
『「勉強」って趣味の世界だよね』から『「対人能力」っていうより「共感能力」「コンセンサス構築力」なのかな』まで。
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20050622/p2
うーん。
昔から「勉強なんて仕事の役に立たない」って言われてた気がするんだけれど。だから大学は勉強をしに行くところではなく、コネを作りに行くところだと(少なくとも僕が高校の頃には)言われていたわけだし。
そもそも「勉強が好き」なんて言う人はおそらく少数派なんだし*1、そういう方々は「勉強が好きでも仕事にはならない」ってのは身に染みてるはずだから(それが例え「理系」であってもね)、いまさら梅田さんに心配してもらう必要はないんじゃないの? とか思うのですよ。
……などと思いながらこれを書くきっかけになった江島さんのエントリを読み返して、梅田さんの言っている「対人能力」のことを誤解してるのかもしれない、とか思った。
僕は梅田さんの言っている「対人能力」が主に「営業能力」を指しているのだと思っていて、「それだったら今の技術屋もみんなやってるじゃん(大企業の雇用者以外は)」とか「今だって営業(スーツ)と技術(ギーク)は対立してるのに、今後は営業の時代なんて言われたら技術側は荒れるよなぁ」なんて考えていたんだけど、この「対人能力」が江島さんの言うような「共感能力」を指しているのだとしたら「ああ、そりゃそうだよね」と。
江島さんのエントリから引用させていただくと
「ロジックは共感のためにある」ということです。裏を返せば「共感の得られないロジックは存在価値がない」あるいは「ロジックの正しさは手段であって目的ではない」ということです。
(中略)
私はそもそも思索的深みのない科学者は基本的に好まないのですが、それは人間の知性というものの本質は知識量や回転速度ではなく対人関係力(コンセンサス構築力)だと思うようになっているからかも知れません。
――の部分ですね。
もっとも梅田さんの言うところの「対人能力」が何を指しているのかはご本人にしか分からないのですけれど。
それはそれとして梅田さんは「対人能力は陳腐化しない」なんて言ってるけど、僕は「対人能力」*2も時代とともに陳腐化してると思ってます。
陳腐化しないとすればそれはおそらく「対人能力」ではなく「コネクション」のことだろうし*3、そのコネクションもほっとけば(徐々にではあるけれど)陳腐化しますから。
Subversionが1.2になってlockもできるようになったらしい。
知らんかった。巡回先で話題になってなかったし。巡回ルートを増やさないといけないのはヤだなぁ……。
何が新しくなったかというと、
What's New in Subversion 1.2
- Optional locking ("reserved checkouts")
- Full WebDAV autoversioning
- FSFS repository back end is now the default
- Faster access to old revisions
- Many improved APIs
- Many bugfixes
――とのこと。
なかなかそそるバージョンアップでございますな。
ちなみに
TortoiseSVNで、Word、Excel、PowerPoint、pdfファイルのdiffを見るツールを
作成いたしました。xdocdiff
――なんてのもあるそうで、これで「仕事じゃLOCKの使えないSubversionを使えないぜぇ」なんて言われなくなるかもね。