「継承」は魔法の言葉

「継承」は魔法の言葉

――だと思っている人がいまだにいるのね。

 オブジェクト指向でコードを書いているからといって、「継承すればすぐに実装できる」なんてことはないのだ。継承はオブジェクト指向の一要素でしかないのだから。

 自分で作ったクラスで継承を使うのは、最初から似たようなことを実装することが予定されていた場合と*1、実装したあとでリファクタリングしたときくらいじゃないのかなぁ。

 そもそもRDBMSオブジェクト指向はあまり相性が良くないので、RDBMSに依存してるクラスがある場合はそんなに簡単に「継承」できないしね。

*1:もっとも、似ているからといってそれが継承で処理すべきかは別問題だけれどね。