2004-05-26
ITは、いま──表現論
また浜野氏は、Flash制作者としての個人が抱える問題にも焦点を当てる。「映像表現の基礎を知らない。良い映像をつくるには、実写の光と影の関係について知るべき。キューブリックが優れた映像作家になったのは、カメラマンとして経験を積み、それを良く知っていたからだ」。
昨今ではデジタルコンテンツ制作を教える専門学校が増えているが、こうした基礎をおざなりにする傾向があると同氏は批判。「映像表現にも、映画などで守られている決まりがある。知らずに破れば、人間の位置関係などに込められた意味合いが分からなくなり、支離滅裂になる。逆に決まりを知った上で破れば、意図的に不思議な関係を生み出せるのだ」と説明する。表現者の課題
基礎教養として「映画に学ぶビデオ術」*1くらいは読んでおけ、という話ですな。
――あ、絶版になってる。ええと、じゃあ、「一人でもできる映画の撮り方」あたりでも*2。
コミュニケーション論っぽいもの
あちこちで似たようなことが語られているだろうけれど、最近の興味はこのあたりなので、とりあえず関連キーワードをまとめてみた。
ちなみに僕は、コミュニケーションそのものは好きだけれど、コミュニティに入るのも維持するのも消極的。
*1:「1. 基本カメラ・ワーク編」とあったので続刊を待っていたんだけど、結局でなかったなぁ……。
*2:西村雄一郎さんの著作はどれもお勧めです。